October 25, 2005
カテゴリーわけ でちょっと思ったこと
私について予備知識が全くない方と
名刺交換をすることがある。
私 「ベースメントの朝妻と申します。
よろしくお願いいたします。」
A氏 「ほー、建築士さんですか?」
私 「いやー、とりあえず資格はありますが、
私は設計はしません。
プロデュース専門です。」
A氏 「・・・・・・?」
というやり取りが頻繁にある。
つまり、彼の頭の中には
『建築プロデューサー』という職業が存在していない。
故に、自分の知っている『建築何々』を
頭の引き出しの中を探し出す。
すると、『建築士のことだな』と
無理やりに自分の知っているカテゴリーに
はめ込んでしまう。
そこでちょっと思った。
自分がこれまでに知らなかったこと、
経験したことがないこと。
それを素直に相手に質問できないことが多い。
というよりも、質問しようとも考えないのかもしれない。
『知らないことは興味がないこと、必要がないこと』
と思っているのだろうか。
それは少々勿体無い気がする。
今までに自分が知らなかったことでも
今後それが役に立つ時が来るかもしれない。
聞く前、やる前にそれが何なのかかも知らずに
「私はいらない。」
「私には関係ない。」
と切り捨ててしまわずに、まずは相手の話に耳を傾ける。
断ることはいつでも出来る。
いや、断ることがイヤだから、
はじめから聞かないのかもしれない。
現在、“あと厄”真っ最中!
体のあちこちに故障が出来ているが
まだまだ、知らないことばかり。
当たり前だが、どんなことでも、
初めてのことは、みんな初心者。
新しいことを知ることは面白い。
どんな話でも、絶対に何か得るものがあるはずだ。
いつでもそういう気持ちで、いろんな人との出会いを楽しみたいと思う。