October 27, 2005

「窓」 でちょっと思ったこと

日本で古くからある『木造在来工法』

西洋で古くからある『組石造』
    
それぞれに窓はある。

それらのつくり方は根本的に違う。

在来工法の場合は柱と梁で出来ている。
いや、柱と梁・だ・け・でできている。

壁、襖、障子などがなければ内も外もツウツウである。

故に、日本の窓は "いかにして塞ぐか″がポイント。

西洋の石積み、レンガ積みの場合、石やレンガを積み上げてつくる。

構造的には、本来、できるだけ隙間なく積み上げたいところだが
それでは通気、採光などで問題がある。
だから、必要最低限の寸法で石を抜き取るような感覚でつくる。

それぞれが、気候風土、材料の調達など、その国にあっていたのであろう。

日本の窓は横長、西洋の窓は縦長。
そういうことが起因しているであろう。

皆様、ご存知の通り
 window は文字通り、風の穴 のこと。

西洋の建築家たちが日本の建築に感動、感化され
つくりあげたものを、日本人が逆輸入。

今の日本の建築は、いったい何に起因してつくられているのか。

でも、いたって個人的な意見ではあるが

北欧風の住宅のリビングの脇に、和室(たたみコーナー)。
あれは、やっぱりバランスが・・・。

個人的な意見である。

Posted by asazuma at October 27, 2005 8:40 AM