November 2, 2005
決断のとき でちょっと思ったこと
私のやらなくてはならないことの一つに
「広告の作成」という作業がある。
illustrator弄りまわして、呻き声上げ、ため息つきながら
一人でも多くの方の目にとまるように、
一人でも多くの方の家づくり成功のお手伝いが出来るように、
一人でも多くの方と出会えるために、
と、必死の形相でモニターに何十時間も向かっている。
それが困ったことに、こういうのをやっていること自体が
嫌いではないので、やり始めるとエンドレスになってしまうことがある。
大概は、はじめのほうに思いついたものが
採用になることが多いのだが、
「ここをもうすこしこうやったら・・・」
「このへんをああしたら・・・」
とこちょこちょとひねくり回しまくる。
これを楽しんでしまう自分が時々イヤになる。
しかし、当然締め切りがある作業である。
つくり手であると同時に、最終決定者。
「苦渋の選択」とまでは言わないが、本当に悩む。
『これが正解です。他にはありません』
というものではないだけに、本当に悩む。
そこでちょっと思った。
家づくりも似ているところがあるのではないだろうか。
考えているときは、この上なく楽しい。
しかし、その工事に携わる人たちは何十人といる。
最終決定の指示を待っている。
「エイ、ヤー」と一つに決めなくてはならない。
その連続である。
迷う、悩む、苦しむ。
それでも、決めなくてはならない。
しかし、どうしても決められないときもあるだろう。
その時は、
『とりあえず、今は何もしない』
というのも、決断の一つかもしれない、と思う。
只今、広告作成四本 同時進行中。
日常の建築プロデューサーとしての業務の合間を見つけて作業中。
ちょっと、危ない状態かもしれない。