August 22, 2013

「何を売っているのか?」 でちょっと思った

私達は皆、業種を問わず何かを売っています。

「いやいや、うちは物販じゃないから!」
という方もいるかもしれませんが
何かをしてお金を頂く以上は必ず何かを売っています。

それが何かは各業種によって異なりますが

最終的には

「価値」「経験」「体験」「満足」「安心」「快楽」

を売っているのではないでしょうか?

現代は“もの”の価格が安くなりました。

日常的に必要なものは安く済ませようと思えば
それなりに用が足りてしまいます。

しかし、そこに「快」はあるのでしょうか?

多くの人が実は
「心の豊かさ」を求めているとよく言われています。

いざという時、ハレの時、ここぞ!という時には
価格だけではなく、その「価値」にお金を使うそうです。

売り手がきちんとその「価値」を伝えれば
それに呼応する人が必ずいると思います。

商品名と価格だけを付けて、ただ棚に並べているだけでは
その商品を買う理由が買い手にはわかりません。

きちんと「商い」をしている人がいなくなったのかもしれません。

「奥さ~ん! 今日はこれがいいよ~
今晩はこれをつかってこうやって、ああやれば
子供たちは大喜びだよ!
ママ、ありがとうって喜んでもらえるよ~」

なんて会話は、ほとんどのスーパーマーケットでは
味わえない光景になりました。

それでも、一部のお店では
売り手と買い手がきちんと会話して
楽しい買い物を体験して、価値のある買い物をしたことに
悦びを感じられることもあります。

私も私が“売っているもの”をきちんと説明していかなければ!

とちょっと思いました。

Posted by asazuma at August 22, 2013 12:02 PM