October 29, 2005
October 28, 2005
新規カテゴリー追加
カテゴリーを一つ追加しました。
「コンセプトを定める」です。
家づくりの主役は、施主です。
家づくりのリーダーは、施主です。
いい家は、いい施主ありき! と、私は思っています。
はじめての家づくり。
まずは、細かいことは考えず
大きなコンセプトから考えてみてはどうでしょうか。
その家づくりに係わる者全員が、
その目標に向かっていけるような
揺ぎ無いコンセプトを定める。
このコンセプトが明確であればあるほど
この先何かを決定するときの指針になるはずです。
頭だけで考えるのではなく
自分の心にも問いかけてみてください。
そして、その心の声には
どんなことがあっても逆らわないでください。
きっとそれが、
あなたの家に対する本当の思いであるはずですから。
今後、このカテゴリーでは
皆様がコンセプトを決めるときの
何かのヒントなるようなことを
書いていければと思っています。
よろしくお願いいたします。
October 27, 2005
「窓」 でちょっと思ったこと
日本で古くからある『木造在来工法』
西洋で古くからある『組石造』
それぞれに窓はある。
それらのつくり方は根本的に違う。
在来工法の場合は柱と梁で出来ている。
いや、柱と梁・だ・け・でできている。
壁、襖、障子などがなければ内も外もツウツウである。
故に、日本の窓は "いかにして塞ぐか″がポイント。
西洋の石積み、レンガ積みの場合、石やレンガを積み上げてつくる。
構造的には、本来、できるだけ隙間なく積み上げたいところだが
それでは通気、採光などで問題がある。
だから、必要最低限の寸法で石を抜き取るような感覚でつくる。
それぞれが、気候風土、材料の調達など、その国にあっていたのであろう。
日本の窓は横長、西洋の窓は縦長。
そういうことが起因しているであろう。
皆様、ご存知の通り
window は文字通り、風の穴 のこと。
西洋の建築家たちが日本の建築に感動、感化され
つくりあげたものを、日本人が逆輸入。
今の日本の建築は、いったい何に起因してつくられているのか。
でも、いたって個人的な意見ではあるが
北欧風の住宅のリビングの脇に、和室(たたみコーナー)。
あれは、やっぱりバランスが・・・。
個人的な意見である。
October 25, 2005
カテゴリーわけ でちょっと思ったこと
私について予備知識が全くない方と
名刺交換をすることがある。
私 「ベースメントの朝妻と申します。
よろしくお願いいたします。」
A氏 「ほー、建築士さんですか?」
私 「いやー、とりあえず資格はありますが、
私は設計はしません。
プロデュース専門です。」
A氏 「・・・・・・?」
というやり取りが頻繁にある。
つまり、彼の頭の中には
『建築プロデューサー』という職業が存在していない。
故に、自分の知っている『建築何々』を
頭の引き出しの中を探し出す。
すると、『建築士のことだな』と
無理やりに自分の知っているカテゴリーに
はめ込んでしまう。
そこでちょっと思った。
自分がこれまでに知らなかったこと、
経験したことがないこと。
それを素直に相手に質問できないことが多い。
というよりも、質問しようとも考えないのかもしれない。
『知らないことは興味がないこと、必要がないこと』
と思っているのだろうか。
それは少々勿体無い気がする。
今までに自分が知らなかったことでも
今後それが役に立つ時が来るかもしれない。
聞く前、やる前にそれが何なのかかも知らずに
「私はいらない。」
「私には関係ない。」
と切り捨ててしまわずに、まずは相手の話に耳を傾ける。
断ることはいつでも出来る。
いや、断ることがイヤだから、
はじめから聞かないのかもしれない。
現在、“あと厄”真っ最中!
体のあちこちに故障が出来ているが
まだまだ、知らないことばかり。
当たり前だが、どんなことでも、
初めてのことは、みんな初心者。
新しいことを知ることは面白い。
どんな話でも、絶対に何か得るものがあるはずだ。
いつでもそういう気持ちで、いろんな人との出会いを楽しみたいと思う。
October 22, 2005
月のうさぎ-予約のとれない宿
先日、ある方のご紹介で、予約のとれない宿として有名な
『月のうさぎ』 へお邪魔して、ご主人とお話をする機会を得た。
とてもロマンのある方で、感動した。
人を持て成す事が好きだ、人を驚かすことが好きだ、
という気持ちが強く伝わってきた。
他の旅館をまねることをせず、
まさに ONLY-ONE を目指していることが
よく分かった。
『何で、もっといい旅館がないのだろうか?
ないのなら、自分でつくっちゃえ!』
(僭越ながら、自分と似ていると感じた。)
最近では次々とマネをするところが出て来ているようだが、
そんなことは全く気にしていないご様子。余裕である。
ハードは盗めても、ソフトまではマネできない。
丁度、多くのテーマパークがTDLをマネてもダメだったように
当分の間は、一人勝ちであろう。
しかし、ご主人は現状のままアグラをかいているわけではなさそうだ。
既に、頭の中には次々と新しいアイデアが浮かんできているようだ。
今後が、ますます楽しみである。
私も機会があればこんな良い旅館を
つくるお手伝いがしたいと強く思った。
※ 我がクライアントの皆様へ
あくまでも仕事で行きました。本当です!
決して遊びに行ったわけではありません。
その辺のところ、くれぐれも誤解ありませんように。
October 18, 2005
October 17, 2005
断熱 でちょっと思ったこと
昨日のテレビで京都の番組があった。
『京都 詩仙堂』が出て来た。
綺麗だった。
なんとなく、近頃のシンプルモダンの原点を感じる。
雪景色
も更に綺麗だった。
で、ちょっと思った。
(言葉がきたなくて申し訳ありません。)
『何だこの美しさは。
日頃の断熱についての議論がバカバカしくなる!』
と思った。
『でも、やっぱり。
家は修行の場ではないのだから。』
とも思った。
何かを捨てなくては、得られない物がある。
この世は全て、等価交換なのか?
家の中で、息が白くなるのは耐えられない。
家の中で、ダウンジャケットを着ているのも我慢できない。
某コンクリート打ち放しの家たちは、結露しないと言う。
なぜなら、結露するほど暖まらないらしい。
あくまでも、噂の域の話である。
住人 「寒くてとても住めないわ」
建築家 「体を鍛えなさい」
あくまでも、噂の域の話である。
October 15, 2005
家づくり成功の心得―其ノ壱拾四
家づくりを決意したら
まずは、
どういう家にしたいか
どういう暮らしがしたいか
どういう場にしたいか
を考える。
そして、それをイメージする。
周りのことは気にせずに、自分がどうしたいのかを
素直な気持ちになって、ひたすらに想うことからはじめる。
たとえそれを、他人からは妄想だと言われようが、
一切かまうことはない。
この時に、お金のことや具体的な仕様等は考えなくても良い。
ただ、想うだけで良い。
まずは、想う。
想わなければ、思い通りのものが出来るはずがないのだから。
October 11, 2005
デザイナーズハウス でちょっと思ったこと
申し訳ありませんでした。
ちょっと、サボっておりました。
さて、
施主ブロガー
garaikaさんの『家づくり、行ったり来たり』
金平糖さんの『家づくり、建物づくり』
を拝読していて、なんか書かなきゃ、書かなきゃと思いつつ、
纏まらなくて書けないでいました。
巷で『デザイナーズハウス』と言われているものの
ほとんどが、どうも個人的にはスッキリしないものが多いです。
不動産広告的なスペックの一つにしか見えないものが
最近は、急激に増えてしまいました。
ノアノアさんの『建築デザイナーの自邸』
なんかは、典型的なものの様な気がする。
やはり、ずーーーーっと、続いている
『家(か)の問題』に決着をつけなくてはいけない!
とちょっと思った。
October 6, 2005
October 1, 2005
BLOGのクチコミ でちょっと思ったこと
私の取り組んでいるプロジェクトの一つに
happy-project がある。
そこもBLOG形式のページなのだが、
以前、teamhappy一般女性メンバーから
『木製便座』 についての書き込みがあった。
それに対して、私が知り合いの建築家何人かに
質問を投げかけ、回答をもらった。
さらに、他の読者の方からもコメントを頂いた。
するとどうだろう。
そのやり取りをご覧になった方が、そこで紹介されたSHOPへ
直接問い合わせをし、商品の購入にまで至ったらしい。
お礼のコメントをSHOPの方から頂いて、
「へー、そういうこともあるんだなー」とすこしびっくりした。
そして、『なるほど、これがBLOGのクチコミってヤツなのかな?』
と一人感心してしまった。