August 31, 2006
家の記憶-幣串(へいぐし)
今月初旬、軽井沢へ行きました。
もちろん仕事です。
以前のエントリー「風景として建物を残す!」という決断 で紹介しました軽井沢の別荘の調査をしました。
建築家、構造家、設備家、施工者・・・総勢9名。
床下や屋根裏、天井裏などにもぐりこみ、現状の詳細調査です。
施主からは「詳しいことは分からないがもう築80年にはなると思う」と聞かされていました。
外から見たのでは「本当にそんなに経っているのかなあ?」と思っていたのですが
その証拠を発見しました。 屋根裏で。
幣串(へいぐし)です。
『昭和四年九月吉日』とハッキリと記されていました。
この建物が今後何年ここにあり続けるのかを私が決めることは出来ませんが
せめて今回の『蘇生工事』の記憶もどこかに残して置きたいなと
こっそりと考えています。
『幣串その2』として。
まだ、内緒ですけどネ。
August 29, 2006
ドラマ『結婚できない男』 第10話ロケ現場
昨日の続きです。
ドラマ『結婚できない男』 第10話のロケに使われた現場についてです。
2シーンに使われました。
まずは、建築プロデューサー 沢崎摩耶(高島礼子さん)が
スタッフの沙織ちゃん(さくらさん)と一緒に
例の棟梁(不破万作さん)に信介の代わり謝りに行っているシーン。
もう一つは、建築家 桑野信介(阿部寛さん)と
そのスタッフ 村上英治(塚本高史さん)が
現場の検査に行って、もはや恒例となった感のある
信介と棟梁が取っ組み合いになるシーン。
(これは笑った!
撮影スタッフも阿部さんと不破さんのアドリブに大爆笑でした)
〈外観〉
信介:仕上げの材料の確認をする
棟梁:「指示通りやってるよ!」
中に入る。
信介:「うん?なんだこれ??」
〈1階ホール〉
図面にはないことを棟梁が勝手にやっている。
・・・・、取っ組み合いになる。
そんな感じです。
撮影には使われませんでしたが、建物内部は・・・(「続きを読む」をご覧ください。)
敷地面積 : 69.92㎡ (21.15坪)
延床面積 : 89.21㎡ (26.99坪)
絶対に数字以上の広さを感じると思います。
よく見る、1階は〇〇の部屋、2階は××の場所・・・はい、お終い。
ではなく、“その先の向こうにある向こうの向こう”を感じる。
これをもとにアレンジしていけば、『小さくても広くて気持ちのいい家』が
絶対にできると確信しました。
August 28, 2006
ドラマ『結婚できない男』 ロケ現場 8/26
土曜日は、ドラマ『結婚できない男』 第10話のロケでした。
舞台は、先日ここでも少しお知らせしました
「ないしょの見学会」を行った住宅展示場でした。
いや~、すごいすごい!
何がすごいって、ギャラリーの数!!
どこから広まっていくのかは不明ですが、
徒歩で、自転車で、バイクで、はたまた車で。
来るは来るは、次々と。
ロケに立ち会うたびに感心します。
当然のことながら、みなさん携帯電話で撮影風景を「パシリ」と
写そうとするのですが、スタッフ達がそれを必死で止めている。
特に各俳優さんたちのお付の方たちはすごい勢いで阻止しようとする。
“肖像権” ってヤツですかね。なかなか大変そうです。
もちろん、私も撮ることは出来ません。(表向きは・・・)
しかし、何もなしでは申し訳ない!
せめて!
ロケ弁の写真でご勘弁ください。
言うまでもなく、午後の撮影はみんなの息はカレー臭かったです。
・・・つづく。
August 24, 2006
倉庫のような家
いつかはやってみたいと思っている
【落書き】
「既存の古い工場or倉庫の中に、家をつくっちゃう」という落書きです。
(同様のコンセプトのもと、新築でももちろんOK!)
防水不要、断熱不要、基礎不要、・・・
大きな家具のような家をつくっちゃう。
これはかなりお安く出来ると思うのですが如何なものか。
August 22, 2006
私のクライアント
一人でも多くの方の家づくりをお手伝いしたいと思い
またまた、広告を何本か出す準備をしています。
その打合せをしていたときのこと
「御社のクライアントって、どういう方が多いのでしょうか?」
との代理店担当者のひとことに対して
これまでの施主たちのことを思い返してみました。
あの方、この方・・・、いろんな方の顔が浮かんできました。
皆さん、どうして私にご依頼頂いたのだろうか?
変形敷地、狭小敷地、厳しい予算・・・、
もちろんそういう他では手に負えない、またはやりたがらないような
条件をお持ちの方々も沢山いました。
でも、それだけではないような気がします。
細かいことはそれぞれで違いますが
皆さんに共通していることがあるようです。
それは “ 家づくりを愉しみたい!! ” ということ。
そう思っている方々は
私のように建築のことしか知らない“建築バカ”と
「いっしょにやってみるか」という気になるのかもしれません。
そして、もう一つ共通点があるようです。
「任せるところはプロに任せる」という潔さです。
これは実はとても勇気のいることだと思います。
相手を信頼していなければ出来ないことです。
それは私達つくり手としてはとてもやりがいがありますし
それに応えなくてはいけないという責任も感じます。
そういう方々は世間の枠からは外れていると思われることもあるようです。
「あなた、変わってるわね」とか「本当に大丈夫なの?」とか
言われることも多いかもしれません。
でも、私のクライアントはそんなことは全然気にならないようです。
皆さんご自分をきちんともっているようです。
ご自分のことがよく分かっているようです。
だから「俺達って変だよね」とか「私達って普通じゃないよね」などと
おっしゃっているのをよく耳にします。
(別に、ヘンな人しかいないってことではありませんから・・・)
まあ、とにかく『家づくりを愉しみたいと想っている』ということで。
久方ぶりの更新でした。
August 8, 2006
ドラマ『結婚できない男』 ケンちゃん、恐るべし!
昨日も、ドラマ『結婚できない男』のスタジオ撮影に立ち会いました。
別に大したことをするわけでもなかったので、
スタッフの皆さんが忙しく働いているのを横目にスタジオ内をブラブラしていたら
みちるちゃん(国仲涼子さん)の部屋を発見!
そこで見つけました。
こんな専門の本もあるんですね!
その他にティッシュカバーや何やら部屋中 “パグだらけ”
ちなみにドラマ『結婚できない男』のオフィシャルホームページには
『ALL ABOUT Ken』 というケンちゃんの専用ページがあります。
ケンちゃんの人気は留まるところを知らないという感じです。
ちなみに、我が事務所スタッフのパソコンの壁紙はいつの間にか
“ケンちゃん” になっていました。
と思ったら、わが家のパソコンの壁紙までも・・・
ケンちゃん、恐るべし!!